もともとクギ作『キリング・ストーキング』の批評として選んだ『嘆きのピエタ』(未見だったにも関わらず)でしたがこちらのほうだけもう少し。 以下ネタバレしますのでご注意を。 お前を捨てた母親だと言ってイ・ガンドの前に現れた女性ミソンでしたが実はそれは嘘でイ・ガンドを騙して復讐を果たすためでした。ガンドにご飯を作り一緒に街で遊ぶ。そんな他愛ない生活を知ってガンドは生まれて初めて母親から愛される幸福を知ってしまうのです。 しかし共に過ごしている間にミソン自身もガンドに対して母親の愛情を持ってしまい復讐を果たそうとした時激しく動揺してしまう、という展開を観て思い出したのが手塚治虫『どろろ』3巻の白面不動…