今週のお題「〇〇からの卒業」「いままで見た映画でいちばん好きな映画なんですか?」と、聞かれたら、わたしは迷わず「卒業」と答えます。 この映画をはじめて観たのは、映画館ではありません。高校の視聴覚室です。高校1年生の9月、英語の授業の一環として、この映画を鑑賞しました。もちろん、この後も多くのいい映画、感動する映画を観ていまに至っています。しかし、わたしにとって「卒業」は、ほかの映画と比較する類ではありません。生き方とか価値観みたいなものを方向付ける映画になりました。そして、いまこの映画について改めて考えると、主人公のベンジャミン(ダスティン・ホフマン)は、本当にろくでもない人間です。いや、人間…