ウクライナで意外に思ったこと、いくつか。 まず、ゼレンスキー大統領の評判が高くないのに驚いた。「国外ではもてはやされてるけど、汚職問題や経済では成果を出していない」と通訳君。彼は前回の大統領選ではゼレンスキーに投票したが、他にましな人物がいなかっただけ、と醒めている。前線近くの兵士に聞いても「いいとこもあればダメなとこもあって、まあ『そこそこ』かな」との答え。 ウクライナは汚職の蔓延で知られ、EUに加盟できない大きな理由になっている。「腐敗認識指数世界ランキング(2021年)」によると180カ国中、ウクライナは122位、ロシアは136位といい勝負。ただ、改善は著しく、22年版のウクライナの順位…