Kurt Sanderling 指揮者。 1912年、生まれ。2011年9月18日、ベルリンで死去。98歳だった。 東プロイセン出身。ユダヤ系だったためナチスの台頭を機にソビエト連邦に亡命。 1960年、東ドイツに帰国。 1960年〜1977年、ベルリン交響楽団(現:ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)で首席指揮者を務めた。 2002年、惜しまれつつ引退。
この粘りのある推進力を持ったブラ4も、その特徴はそのままに、しっかりと部屋、空間に響き渡るのでありますよ。おっと、やっと夜明けだ。
早い時間に寝落ちをすれば、睡眠に十分な時間を取ったとしても早く目が覚める。そのような真夜中、いや、未明のクラシック音楽。1972年録音、クルト・ザンデルリング指揮、シュターツカペレ・ドレスデンによるブラームス交響曲第4番。抱擁力のあるブラームス。演奏としては今からすると古めかしいものがあるのかもしれないけれども、この滔々とした流れと、必要十分なタメ、その柔らかな美しさには、得も言われぬ魅力が詰まっている。曲が奏でられていくその流れに乗っているうちに、気がつくと最終楽章まで運ばれている感覚は、何も目覚めてまだ頭が回りきってないからだけが理由ではないはず。
ショスタコーヴィチの交響曲第10番を聴きました。 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 アーティスト:ニコライ・アレクセーエフ(指揮)アーネム・フィル オクタヴィア・レコード Amazon ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 Op.93[1953] ニコライ・アレクセーエフ指揮アーネム・フィルハーモニー管弦楽団(録音:2009年9月3・4日 アーネム、ムシス・サクルム、コンサートホール(ライヴ)) この曲は、ショスタコーヴィチの交響曲の中でも、個人的に一番好きな曲。各楽章をごく簡単に紹介すると、次のような感じです。 第1楽章:Moderato ホ短調・3/4拍子、ソナタ形式。演奏時間は約…