Johannes Brahms (1833-1897 ヨハネス・ブラームス)
作曲家、ピアニスト。1833年ハンブルク生。1897年ヴィーン没。 ベートーヴェンの作風を継承しロマン派の潮流の中核に位置するが、同時に中世以来の古典音楽やスラブ系のリズム感に富んだ民族音楽を研究し、重厚な作風をもって知られる。
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11月8日の土曜日は、西宮市にある、兵庫県立芸術文化センターへ。 今回は、この専属オーケストラ、『PACオーケストラ』の第164回定期演奏会です。今回の指揮者は『サッシャ・ゲッツェル』さん。 曲目は、①モーツァルト交響曲第1番、変ホ長調K,16②ベートーヴェン、ピアノ協奏曲、第4番、ト長調OP58③ブラームス、交響曲第1番、ハ短調、OP68ぼくはもう、この指揮者と、曲目を見ただけで、『このチケットは買いだ‼️』と決断。まずは、指揮者の『サッシャ・ゲッツェル』さんについて。僕は、今年のはじめ、まさに、この大ホールでN響を指揮したコンサートを聴きました。(その時のブログ記事がこちら↓) aokiz…
オーストリア第二の都市、グラーツ。 澄明の夜、スーパームーンを眺める。 くっきりした月の姿を、わたしの撮影技術では捉えられないのが残念! しかし、グラーツの楽友協会でのGrigory Sokolov のピアノ・リサイタルはしかと捉えた...(と思いたい) ソコロフがベートーヴェンとブラームスを弾き、外ではスーパームーンが世界を静かに照らしている...これはなにかの隠喩なのか。 月の光に照らされ、深い深い深い湖の底が見えるかのような透明さ。 鍵盤を通してピアノの心臓に触れているかのような、深さのある音だ。譜面を読みつくし、音が減衰していくその「時間」まで聴かせる。音を出すのではなく、時間を鳴らし…
比企交響楽団 第20回 定期演奏会が、2025年9月28日(日) 東松山市民文化センターにおいて開催されました。演奏会の曲目は、 ドヴォルザーク:序曲「自然の中で」ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 です。 定期演奏会のプログラムには、比企交響楽団の紹介に加えて、丁寧な「演奏曲目」の解説もあり参考になります。また、このプログラムの中にはこの演奏会を応援してくださった方の紹介があり、その中にときがわ町内のわが家近くのお店の名前もあり、これらのお店が、この文化活動に援助協力されていることをうれしく思いました。 以下、音楽の一愛好家に過ぎない私の自分自身…
高原の夏ほど寂しいものはない。この地にはブナやナラのような広葉樹にシラカバやカラマツ・アカマツといった針葉樹が混じり豊かな陰影がある。夏の盛りの陽射しもそんな森の中には届いても、せいぜい木漏れ日を作り上げるだけだ。しかしそんな高原の道にあるカフェには多くの人が憩っている。そう、いっとき高原は人に彩られる。緑色の風景にワンピースやアロハの鮮やかな色が溶け込む様は色彩のいたずら大会のようだった。 しかしそんなお祭りもひと月も持たない。平日にも多くの人達が居たのだがだんだんと週末だけになる。そんな空虚さを代わりに埋めるのは、虫の声と星たちの饗宴だった。空気にはいつしか角が立ち始め、しかも透明になる。…
9月6日に大友直人指揮群馬交響楽団の演奏会(GTシンフォニック・コンサートvol.3)があったので、聴いてきました。 パンフレットの表 (出 演) 指揮:大友 直人ヴァイオリン:前田 妃奈管弦楽:群馬交響楽団 (コンサートマスター:伊藤文乃) 大友さんは、現在、琉球交響楽団音楽監督、高崎芸術劇場芸術監督、大坂芸術大学教授。元群馬交響楽団音楽監督。前田さんは、2022年ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクール優勝、国内外で協奏曲、リサイタルなどに取り組んでいる。2024年度第33回出光音楽賞受賞。東京音大ディプロマコース在学中。詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。 (曲 目)ブラームス …
9月1日月曜日の話です。 本日は六本木、サントリーホールです。 上はサントリーホールじゃなく、嫁と一緒じゃないとそれこそ通過だけの全日空ホテルのラウンジ。 ワルシャワ・フィルです。 www.japanarts.co.jp ブラームスの交響曲第1番と、牛田智大さんとの共演で、ショパンのコンチェルト第1番を演奏します。 (フライヤーへのリンク) 因みにこの日、日本武道館はBEATの公演です。 www.sonymusic.co.jp でも私が聴きたいキング・クリムゾンは、このメンバーでもこの時期のナンバーでもないのだな。たとえメンバーにスーパー・ギタリスト スティーブ・ヴァイの名があっても。 昨年1…
先週末、サントリーホールにて都響東京都交響楽団の演奏会を聴いてきた。指揮はアラン・ギルバート。演目は、ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68及びブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73。ホールに入っての印象、まずは舞台が広く見えた。編成がブラームスだと小規模なのか。ブラームス交響曲第1番は気持ち良く曲は流れていったので、右側の青年はすやすやと寝ていた。第2番、後半に盛り上がり、フィナーレはテンション上がった。解説文をそのまま引用する。「これほど上機嫌なブラームスも珍しいといえるほどの快活さでダイナミックに発展し、その漲るエネルギーはコーダで圧倒的な頂点を築き上げる。」ブラボー! 演奏終了…
再アップ。今ブラームスはお休み、ドビュッシーをひいている。 好きではないショパン、コンクールを見て。 ひいている時なので、もう3年前か・・ ●ブラームス弦楽6重奏曲 2番 ト長調 チェロ、ヨーヨーマ。バイオリン、アイザックスターン 長い曲。40分くらい。弦の重なりが軽快に響く。 ブラームスは1回アガーテと婚約したが、自ら、結婚は無理かと破棄した。 おわびの曲とも言われている。 シューマン(病気だった)の妻クララとの関係など、いろいろ言われるブラームス、 生涯独身はベートーベンと同じ。 渋く低音が多い。リズムがおもしろい。今日も弾いた。 2月からブラームスは次の曲を予定。 ピアノ小品集は数ページ…
去年からクララ・シューマンに興味を持っていますが、クララとブラームスの書簡集を少しずつ、少しずつ読み進めてやっと読了しました。 破棄されてしまった手紙も多いそうですが、残った手紙だけでも分厚い本になる膨大さです。 まず、19世紀の芸術家は日々のこと、想いをこんなにも丁寧に手紙にしたためて送り合っていたということに感銘を受けました。ラインでのお手軽な文章交換に慣れてしまった我々にはこんな世界は描けないな・・・と。 クララとブラームス、それぞれ生活する音楽家としての実情、本音が書き記されて興味深く共感しました。 演奏旅行を敢行し続けるクララの体を心配したブラームスに対してクララが「ピアノ演奏は私の…
https://www.youtube.com/watch?v=gXZ5VbYD8B4 本スクリプトの動画はこちらからどうぞ 2022/09/18 Kyohei Sorita, laureate of the 2nd prize at the 18th International Fryderyk Chopin Piano Competition, came back in Warsaw for the Chopin and his Europe International Music Festival. The Fryderyk Chopin Institute 2022 2022年 ポーラ…