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開管の基本振動 今回から開管の気柱の固有振動の説明をしよう。 基本振動は上図のようになる。 口は必ず腹になるからね。 今、弦の長さをL[m]、波長の長さをλ[m]とする。 上図の波は実線と破線で表現されているが、 実線だけに注目すると山から谷までである。 すなわち半波長だ。 波長を開管の長さを用いて表すには2倍すればいいので、 と表すことができる。 周波数も弦の振動と同様に、 上式のλに2Lを代入すると、最後の式が導けるのだ。 あれ？この結果、どこかで見覚えないかい？

弦の基本振動 今回から文字だらけだ！ でも、焦ることはない。 順を追って説明しよう。 弦の長さをL[m]、波長の長さをλ[m]とする。 半波長は葉っぱ1枚分なので、 1波長には葉っぱ2枚分必要。 だから、 と表すことができる。 小さい1は基本振動（１倍振動）という意味。 つまり、波長は弦の長さの2倍だね。 音速と周波数と波長の関係式、 の両辺をλで割って左辺と右辺を交換すると、 となる。 そのλに2Lを代入すると、最後の式が導けるのだ。 弦の振動は葉っぱ1枚が半波長なので、 それを基準に考えると良いかもね。 今回の内容のポイントは、 f1（基本振動の周波数）を 音速と弦の長さを用いて表すことが…

弦の固有振動 両端を固定した弦の中央部を弾くと、 一定の高さの音が出る。 これが弦に生じる定常波である。 輪ゴムやギターの弦の場合、２倍振動以降は難しいと思う。 縄跳びの縄を二人で上手く動かすと２倍振動ができるだろう。 弦の振動は必ず両端が節になることに注意しよう。 葉っぱ１枚の半波長を基本振動として、 半波長が何個含まれているかで何倍振動と表現される。 葉っぱ２枚なら２倍振動、 葉っぱ３枚なら３倍振動だ。 高校物理基礎では、nを整数にしてm倍振動と記述するが、 音響学ではn倍振動と表現する。 今回はまだ導入なので、 『n倍振動というのは葉っぱがn個あるから』 ということがわかればOK。 あと…

（当教室のInstagramストーリーズより転載） clairdelune-piano.com

youtu.be こんにちは。毎日の寒暖差に体調は崩していませんか？花粉症の方も辛い時期かとは思いますが、先日ポカポカ陽気の日に、満開の桜を見に行きました。毎年のことながら、この時期は、心が朗らかになり、癒されます。ちなみに私の場合、花粉症は、「怪しい...」です笑さて、今回は、演奏に私の勝手なつぶやきを付けさせていただきました。楽しんで御覧頂けたら幸いです⭐︎曲目:ブラームス作品118-2 ６つの小品よりIntermezzo では、レッスンでお会いしましょう♪

縦波と横波についての過去問 横波と縦波の２つの波について解説してきた。 ２つの波の性質を理解しているか過去問を解いてみよう。 これは音響学の期末テストの問題だ。 問題は正しい選択肢を選ぶものだが、 他の選択肢はどこが間違っているのかまで考えてみよう。 そうすることによりさらに理解が深まるのだ。 わからない場合は投稿023と投稿024をもう一度見直してから問題を解くこと。 解説見ながら問題解いてもあまり意味がないよ。 『正しいのはどれか』 1. 音波は大気中を横波として伝わる。：✕ →音波は縦波である。 2. 縦波では進行方向と振動方向が一致する。：◯ →縦波の各部分は進行方向と平行に振動するの…

縦波の性質 今回は縦波についての説明。 前回の横波とどう違うかを見比べよう。 縦波は進行方向と同じ方向に振動する。 各部分は進行方向と平行に振動しているので『縦波』という。 スプリングを伸びている方向に伸縮させると縦波ができる。 こちらはドミノ倒しをイメージすると良い。 音波は縦波である。 他にも例はあるが音響学では音波しか出ない。 意外かもしれないが、糸電話の糸を伝わる音波も縦波だ。 横波は固体中のみを伝搬するが、 縦波は固体、液体、気体中を伝搬することができる。 あとは言葉。 縦波は圧力波や疎密波とも言う。『疎密波』という表現はよく出る。