ST。音声、言語、聴覚などの機能の維持向上を図る。
音声、言語、聴覚などの機能に障害がある人(言語聴覚障害者)に対して、その機能の維持向上を図るため言語練習やその他の練習、それに必要な検査及び助言・指導・援助を行う。所定の教育課程を修めた後、国家試験に合格することが必要。
財団法人 医療研修推進財団 http://www.pmet.or.jp/ 理学療法士・作業療法士のサイト-療法士.com http://ryouhousi.com/
応用問題⑥ 今回は波形のグラフとスペクトルの問題。 問題は純音を選ぶだけだから簡単だろう。 また、他の選択肢が何を表しているのかを判断しよう。 単位と値があるので読み取る訓練をするのも良い。 1なら振幅0.8 Paで周期が2 msの複合音というように。 今まで解説したことが理解できていれば、 3と4は即答できるだろう。 1:周期音 波形が周期的に繰り返している。周期が2 msの周期音。 2:インパルス 波形が400 msでピークになっている。他の部分では平坦。 3:ホワイトノイズ パワースペクトルが60 dBの連続スペクトルになっている。 4:純音 パワースペクトルが2000 Hzで60 dB…
応用問題⑤ 今回も正誤判定問題だ。 今までの投稿で解説していないものが多いからヒントを出そう。 ヒント2: 連続スペクトルの帯域を制限するというのは、 例えば400~800Hzだけ出力するということ。 バンドノイズに近いかもしれない。 連続スペクトルには無限個の周波数成分が含まれている。 その一部分は有限個になるだろうか。 ヒント3+ヒント4: スペクトル傾斜(減衰傾度)とは1オクターブ、 つまり周波数が倍になったときに どれだけ増幅または減衰しているかをdBで表したもの。 0 dB/octはパワースペクトルの傾きが0ということ。 つまり真っ平らだ。 ヒント5: 時間の窓で切り出すというのは、…
応用問題④ 今回は正誤判定問題。 5つの問題文の◯✕を答えるので難易度が上がる。 少しだけヒントを出そう。 ヒント3: 音圧からパワースペクトルの計算は、 実効値を使って計算する。 実効値=最大振幅×0.71 3の問題文で最大振幅が1.41[mPa]だから 代入して実効値が何mPaになるか計算をすれば良い。 後は求めた音圧のとき何dB SPLかを計算して、 dB ILに変換すればOKだ。 周波数は変化しないことに注意しよう。 ヒント5:時間窓で切り出した純音は、 単音、トーンバーストになる。 トーンバーストは持続時間の短い正弦波。 と、いうことは解答はどうなる? 1.:◯ 2.:◯ 3.:◯ …
応用問題③ 今回は間違い探し。 どの選択肢が間違っているかを探そう。 こういう問題は選択肢を探すだけではなく、 その選択肢はどこが間違っているかまで言える方が良い。 今回は音のスペクトルについて理解しておけば解ける。 もし、一箇所でもわからない単語があったらテキストを見るか、 ネットで調べてから先に進もう。 わからないまま何となく答えて正解すると危ないよ。 トーンバースト、白色雑音、周期的複合音、倍音構造。 もし、1つでもわからないことがあったら今直ぐに調べよう。 投稿で全部の単語について言及しているとは限らないよ。 1.トーンバースト :ある周波数で最大となる線スペクトル:✕ 2.純音 :基…
応用問題② 今日は易しめかもしれない。 5つの音の中で連続スペクトルになるものを選ぶ問題。 連続スペクトルではないものを2つ除外して考えたほうが楽かも。 連続スペクトルでないということは何スペクトルになる? 1.トーンバースト:◯ →連続スペクトルである。 2.純音:✕ →単一スペクトル(線スペクトル)である。 3.周期音:✕ →離散スペクトル(線スペクトル)である。 4.雑音:◯ →連続スペクトルである。 5.過渡音:◯ →連続スペクトルである。 純音と周期音が線スペクトルなので、 それらを除けば解答がわかるね。
応用問題① 今回から音のスペクトルの応用問題を解いていこう。 自信がない人は投稿069~074をしっかり見直してからの方が良い。 今日はホワイトノイズについての問題。 2と3の選択肢が似ているので注意が必要だ。 1、4、5はどこが間違いなのかまで指摘できれば完璧だね。 1.単一スペクトルを持つ。:✕ →単一スペクトルになるのは純音だけである。 2.周波数スペクトルは一様である。:◯ →ホワイトノイズのスペクトルは、 あらゆる周波数成分を、全て等しい量含んでいるので、 平坦な連続スペクトルになる。 3.スペクトルレベルは一様である。:✕ →ホワイトノイズは平坦な連続スペクトルになるが、 そのレベ…
インパルスのスペクトル インパルスはクリック音のように一瞬にして終わるような音だ。 純音から数周波だけ切り出した音であり、過渡音と表現することもある。 インパルスのスペクトルはホワイトノイズのように連続スペクトルになる。 ただし、ホワイトノイズよりも全体のエネルギー(縦軸の値)が小さい。 インパルスは波形が独特なのでスペクトルより波形に注目した方が良い。 過渡音は持続時間がきわめて短い音。 波形のグラフは横軸が時間なので、一瞬しか音が持続しないことがわかる。
はじめに:歩行とは何か? 歩行とは、二足で体を支持しつつ重心を前方に移動させる極めて高度な運動です。私たちが日常的に何気なく行う歩行は、関節、筋、感覚、脳、脊髄といった多層的な構造の協調により成立しており、リハビリテーションにおいて中心的なテーマでもあります。 本記事では、歩行の正常性とは何かを運動学的・神経学的に捉え直し、臨床評価や介入に活かす視点を整理します。 1. 運動学からみた歩行:倒立振子とエネルギー変換 ● 正常歩行の定義:効率的な“倒立振子運動”の形成 歩行では、単脚立脚期において身体は倒立振子のように機能します。これは、脚を支点とし、身体重心(CoG)が前方・上方へスイングしな…
バンドノイズのスペクトル バンドノイズとは、特定の周波数範囲内で一定のパワー密度を持つ雑音のことだ。 波形は純音に近いように見える場合もあるが、 ランダム成分を含むため不規則であり、 スペクトルは純音のような単一周波数成分ではなく、広がりを持つ。 バンドノイズには中心周波数と帯域幅があり、 理想モデルではスペクトルを四角形で近似することができる。 中心周波数はその四角形の中央の周波数、帯域幅は横幅を意味する。 パワースペクトルの計算は、 周波数帯域内のエネルギー密度(対数スケールで表現したdB値)から 求めることができる。 連続スペクトルの場合、音のレベル(全体のパワー)は、 レベル密度(縦軸…
ピンクノイズのスペクトル ピンクノイズの波形だけを見ると、 前回のホワイトノイズと区別しにくい。 そこで、スペクトルを見てみる。 ホワイトノイズは横一直線だったが、 ピンクノイズは反比例のグラフになる。 縦軸がdB、横軸が周波数の対数(対数軸)になると、 右下がりの直線になるが、これは覚えなくて良い。 ピンクノイズは周波数が音の強さに反比例することから、 ノイズということもある。