ニ短調K466の私のお気に入りは,ブレンデルのピアノにマリナー指揮アカデミー室内管弦楽団が伴奏をつけた,かなり以前の,いわゆる「定番」的な録音。不自然な強調も過剰な甘さも鋭さもなく,一方で「潔い端正さ」みたいなものがじわじわ迫ってくる,と感じます。ちょっとくすんだ感じだが解像度の高い音質もいいし,ピアノとオーケストラのバランスもいいです。 Mozart Klavierkonzert Nr.20 d-moll KV466 Alfred Brendel, Neville Marriner, Academy of Saint-Martin-In-The-Fields recorded in 1973