ショスタコーヴィチの交響曲をバルシャイ指揮ケルン放送交響楽団による演奏で番号順にきいていくシリーズの第3回。 日本ではもっぱら「革命」の副題でも呼ばれる交響曲第5番ニ短調作品47からきいていきましょう。 彼の作品中でも代表作=傑作という扱いを受けている交響曲ではありますが、今回こうやって第1番から順にきくと同時にショスタコーヴィチの生涯についても調べているとこの交響曲が傑作か?ということに関しては「保留」という考えになりました。 この作品が発表された時期というものを考えてみると、ショスタコーヴィチの地位は極めて危うい時のもので、発表した作品がソ連当局により「非社会主義的」と断罪されていました。…