1984年結成。 1992年活動停止。 青山、西村はソロ活動、大田はカーネーション加入へ。
1996年に再編ライヴ 1999年、徳間ジャパンからベストアルバム「Golden Hervest」発売を記念し、渋谷club Quattroで8年ぶりワンマンライヴ。 2009年1月11日、およそ10年ぶりのワンマンライヴを京都拾得で敢行。
2023/4/29 6時半起床。今日はちょっと早起き。妻と一緒に新快速電車に乗って姫路まで。大学時代からの友人、M宅で3年ぶりにBBQ。M夫妻と香川からやってきたYさん、そして僕ら夫婦が知り合ったのは大学のギター部でだからもう35年ほどの付き合いになる。僕の妻は一つ上の先輩だったので、M夫妻やYさんは妻と話す時いまだに敬語が抜けないのが可笑しい。雨が降り出す前に庭でBBQ。とはいっても皆50オーバー、用意してくれていたお肉も食べきれず、早々にお喋りタイム。学生の頃は、部室で、食堂で、大学近くの喫茶店で、こんな風にただただバカ話して過ごしたな。いくらでも時間があった。よくもまぁあんな話すことがあ…
『2つの魚影』。これに尽きます。 グランドファーザーズの91年発表の2nd。ナンシー関のジャケットに彩られたこの活動休止直前のアルバムは、何度も言いますが『2つの魚影』という強烈な名曲を含んでいることで永遠の輝きを保ち続けている作品です。今回のリマスターで音圧は確実に上がって、特にギターの音が生々しく聴こえるようになりました。ただ、変化量は1stの方が大きいかな。 元々、カーネーションの棚谷祐一のアレンジがしっかりしていたこともあり、メンバーもコメントしている通り、ゴールが見えていた状態で作っていったという余裕もあって、そもそもがしっかりした音ではあった。そういう意味では驚きは1st程ではない…
以前メトロトロンから出ていたグランドファーザーズの作品がデラックス・エディションで再発されました。ここ最近は再結成もして新作もリリースする等、積極的な活動が続いていて嬉しい限りでしたが、過去の作品がこんな形で再発されるとは夢にも思いませんでした。 レコードコレクターズでのインタビューでも触れられていた通り、音が格段に良くなっています。大田譲の言う通り、確かに1stは音がポコポコしていて、それが見間違うかのように楽器の音がクリアになっています。非常に躍動感があって「強い音」に生まれ変わっていますね。以前の音もそれなりに味わいがあって、おとぎ話のような作風と相俟ってとてもほのぼのとして明るい音楽だ…
あるとは思ってなかった21年ぶりの再結成3rdアルバム。 グランドファーザーズとの出会いはムーンライダーズ鈴木兄弟の自主レーベルメトロトロンからのリリースというその一点に尽きます。1stは初々しくて印象的でしたが、その後青山陽一のソロを挟んだ2ndもとても良くて、これまで20年以上愛聴してきました。知る人ぞ知る存在にはなっていますが、青山陽一が息の長い活動を続け、大田譲がその後カーネーションに加入して活躍したことでバンドが伝説化され、あるいは伝説化というキャッチフレーズをプロモーションに使われてここまで来た、という感じです。 内容の方でびっくりしたのは西村哲也の曲が半分を占めるということ。3人…
青山陽一がメジャーに移籍する際に出たグランドファーザーズのこのベスト盤もずっと探していたが、久しぶりにやったヤフオクでやっと確保。実は個人的にこの作品はいわくつきのもので、前回アマゾンで出品者から購入した際には宅配便の紛失に遭い、手元に届かなかった。ということで念願の取得、かつ良心的な値段で非常に良かった。 グランドファーザーズは青山陽一や現カーネーションの太田譲がいたバンドで、鈴木博文のメトロトロンから2枚アルバムを発表している。ムーンライダーズやカーネーションの弟的なバンドだが、独特の言葉の選び方と妙な爽やかさで非常に好きなバンドだった。 ベストトラックは『二つの魚影』。これは無敵だ。青山…
忘れた頃に書いてみる“実家で発掘シリーズ”、カセットレーベル編。昔のカセットテープの話はTwitterでもしょっちゅうしてるけど、そのひとつ。オトクイの、当時の自分編集テープのカセットレーベルだけが出てきて(本体はどこへ行ったのか?)、これがまあ「渾身のポップ」とでも言いたいような私の中のPOPマキシマムが爆発してる選曲。おもしろいので載っけとこう。 じゃじゃん。 A面10曲、B面10曲の計20曲。やーーーマジいい曲ばっかだな!お目が高いワタクシ!まあ、ふだん私のブログやTwitterを覗いてくれてる人には、見飽きたようなあいかわらずの選曲ですが…。A面はひたすらポップに疾走していき、B面途中…
鈴木博文さんの古希を祝うライブが配信されました。たっぷり3時間楽しめる素敵なライブとなっています。 先日聴いたトリビュート盤に沿ったゲストが多数参加していますが、やはり久しぶりに拝見できた青山陽一さんの演奏が格別です。またカーネーションの直枝政広さんも登場。どちらもトリビュート盤のカバーが最高だったので、こちらも当然の風格です。 バックのミュージシャンは大田譲さんや鳥羽修さん、夏秋文尚さんが固めており、さながらカーネーションやグランドファーザーズの同窓会といった趣。メトロトロンが生み出したムーンライダーズの弟バンドがしっかりと世に根差した音楽を奏で続けていてくれることに感謝しなければいけません…
鈴木博文さんの70歳記念ライブ。このライブの告知があったのが4月初めで、『うをー!バンドメンバー、よい!!!!』と興奮気味にチケ購入して楽しみに待っていたら、なんと博文さんの古希突入当日である5月19日0時ぴったんこに、ご本人にも秘密裏に制作されていたトリビュートアルバム発売の情報が解禁になって、博文さんもファンもびっくり!という展開だった。ayU tokiOこと猪爪東風さんとなりすレコード平澤直孝さんの企て。やるなあ…。(その素晴らしいトリビュートアルバムについてはまたあらためて書くとして、)その後ライブにも追加のゲスト(3776、XOXO EXTREME)が発表されて迎えた当日なのだった。…
【オムニバスを聞く日曜】87・Happy End Parade~tribute to はっぴいえんど(スピードスター/ビクター:VICL-60881/2-J'02) 先週紹介した「捧ぐ」から約10年後にリリースされた2CDでマイ・リトル・ラバーのようなメジャーからオーディションで細野晴臣が選んだHiroko &Mother Ship Jamまで多彩。21世紀らしくロックにこだわってないところが新鮮でありました。 メジャーと書きつつ活動休止期間が長かったこともあって02年の時点でマイ・リトル・ラバーはイマイチ忘れられた存在であったことは確か。当時圧倒的に総スカンだった(おもにはっぴいえんどのファ…
鈴木博文の古希を祝って企画されたトリビュート盤がリリースされました。これは素晴らしい企画ですね。 ムーンライダーズは楽曲ではなく手法が残っていくバンドだといわれていましたが、実際のところ鈴木慶一に対するカウンターとして鈴木博文の存在があって、その存在は詩人であり、かつ実は楽曲重視であるということがこのトリビュート盤からは浮き上がってきます。端的にいい曲が多い。 冒頭からあがた森魚の「大寒町」、続くのはポータブル・ロックの「工場と微笑」ということで、この時点で既に卒倒もののラインアップなんですが、やはり白眉はカーネーションとグランドファーザーズでしょう。それぞれ「ウルフはウルフ」「Kucha-K…
L/C PAN ACOUSTIC Amazon メトロトロン(ムーンライダーズ、カーネーション、グランドファーザーズほかあのへん)系のシンガーソングライターによるデビュー作。歌声こそ今とあまり変わらない特徴的なものですが、この頃は少しネオアコっぽいというか音が軽いですね。とはいえそんな中にいかにもオールドロック的な要素を咀嚼したような曲もあってその後のキャリアを感じさせてみたりも。渋谷系っぽくもあるけどそういう人たちともまた距離を感じるこのメトロトロン系という流れは改めて聴いてみても興味深いですね。正直最初に聴いたときはピンとこなかった人なんですが、いや、馴染んでみるといいもんです。
友人のweeちゃんが亡くなった。 改めて文字にすると悪い冗談みたい。私はこういう冗談は嫌いだし、weeちゃんもきっと嫌いだと思う。そこまで彼女のことを分かっているのかと問われると自信はないけれども。 weeちゃんが亡くなったのと同時期に、わざわざその程度の付き合いでそんなコメントを出すの?というような追悼ツイートで炎上しかかったミュージシャンがいて、ああいうのを大阪弁でいっちょかみって言うのだろうと思った。でも自分がweeちゃんについて何か言うのも同じようなものではないだろうか。自分が接していたのは彼女の一面でしかないことはじゅうぶん理解している。所詮ネットの付き合いでしょ〜?距離感〜?と誰か…