学士会報 第九六四号 正月に来ましたが、あまり面白くなかったです。昔は正月は読むものもなく学士会報もいい暇つぶしでしたが、現代の高度情報化社会では正月にもゴミ情報がドンブラコと流れてくるので読む気分もそれほど無いです。 「台湾海峡の将来」、「国際政治の観点から見たインドをめぐる情勢」は比較的客観的で対象を客体的に見ていて良かったです。しかし第九六五号の「トルコ・エルドアン政権の外交戦略」は”対象に寄り添い”すぎて気持ちの悪い記事でした。外国の異文明を見るときは、本質的に理解できない異質のものであるという前提で、もっと路傍の犬の糞とそれに集る蠅でも眺めるつもりで対象を見た方が良かろうかと思います…