2020.05.08: 23:05更新 はじめに 昨日(5月6日)、加藤厚生労働大臣は、新型コロナウイルスSARS-CoV-2のPCR検査に向けて、相談や受診の目安を見直す方針を示しました [1]。国が示した目安は「37.5℃以上の発熱が4日以上続く場合」などとされていますが、「急速に症状が悪化する事例も出てきていることから、現状にマッチしたものにしたい」という考えからの方針変更だということです。 この受診条件の変更は歓迎されるものですが、これまでこの方針に拘泥したきた行政の姿勢によって、多数の未検査有症状者の不安と苦しみを生み、被害を拡大してきたことも事実です。検査を受けられないまま自宅で死…