まだ蒸し暑かったころに観に行った新作映画の感想をいまさらながら書いてみましょう。 『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』 医療用通報装置を誤作動させてしまったがために家にやって来た頭の悪い白人警官に殺されてしまう黒人男性の悲惨な顛末を描いた実録モノです。個人的にこういうのは「なんか『世界仰天ニュース』みたいだなあ。それこそテレビでいいんじゃね?」という感想になりがちなのですが、これはなかなか見応えがありました。まず、絵面がショボくないのが良いし、終始緊張感がすごい。タイトルでおもいっきりネタバレしているわけですが、その場にいるような臨場感があり「ひでえ話だなあ」と結構手に汗握りました。嗚呼、…