ネットフリックスが新しいゴジラのアニメシリーズを作るそうで、今回はその脚本家に選ばれた芥川賞受賞のSF作家、円城塔の「Self Reference ENGINE」を紹介したいと思います。 とはいえ僕はこの小説が何を言っているのか正直よくわかっていないのですけれど。 ある日、イベントと呼ばれる事象で時空間や因果律がめちゃくちゃになってしまった世界。そんな世界で巨大知性体や人間たちの22編の短編が収録されています。 円城塔は何を言っているのか全く分からないのになんとなく情景を想像しているだけで面白く、最後の方にはなんか感動してるという作風?の作家で、処女作であるこの作品ですでにそういった作風が前面…