是枝裕和監督作品「空気人形」 男たちの性処理のために作られたラブドール「のぞみ」はへそから空気を吹き込むようになっていた。ある日、彼女は人間の心を持ってしまった。そしてDVDショップの青年を愛するようになる。空気人形の淡いエロスを感じさせた。 この「空気人形」をグロテスクにしたのがイタリアの作家、トンマーゾ・ランドルフィの短編「ゴーゴリの妻」 ゴーゴリの妻は女ではなかった。つまり人間ではなく厚ゴムの人形で「カラカス」という名前だった。肛門にちいさなバルブがついていてゴーゴリは自作のポンプで妻を膨らませていた。膨らませるたびに形が変わっていた。 もちろん乳房も生殖器もあった。空気を抜き取るために…