血友病の治療で薬害エイズになり死亡した兄弟の物語。兄弟二人とも血友病で同じ薬害エイズで亡くなるという現実が生々しいです。 兄の広太さんは頭蓋内出血の治療の後遺症で知的障害が残ってしまいました。広太さんはかぜや肺炎、点頭てんかんなどの治療もしており体がとても辛そうです。 弟の健さんも口内炎やじんましん、サイトメガロウイルス網膜炎などで治療の連続です。 おや?と思ったのが「チベット療法」でのインド行きのお話。広太さんが亡くなってからの父の道雄さんと母の佐代子さんは健の死の影におびえ、ありとあらゆる治療をしています。食事療法、漢方、お灸、ヨガ等。これらは実際に体に良いものもあるので良いでしょう。しか…