昨今、「分断」「対立」などと称された悪意のある行為が様々行われています。9.11のテロやハマスのテロ行為そしてイスラエルの入植行為からヒラリークリントンへの反投票行為など様々です。 単純に考えると進化の過程で悪意と呼ばれる行為は少なくなっても然るべきだと感じますが現代では無くなるどころかインターネットという拡声機能を使ってますます蔓延してきているようにも思います。 本書はその分断がなぜ起こるのかを悪意という観点から紐解いていきます。 英書ではタイトルが「Sprit」とあり、そちらの方が読んでいてすんなりと受け入れられるイメージでした。最後の章にはその悪意をどのようにコントロールしてうまく付き合…