サイレンススズカが「想い」の力で前世(リアルで「馬」だった頃)の因果律を書き換える話。 現実のサイレンススズカは絶頂期を迎えた118回天秋でレース中に怪我に見舞われ安楽死する。 その世界線の記憶の残滓は次第にトレーナーを蝕んでいき過労で倒れてしまうほどに。 不安に苛まれるトレーナーを救うのは正妻ポジションのメジロマックイーン。 ウマ娘は「想い」を背負って走る存在なのだと諭しトレーナーを鼓舞するのだ! (第5章はトレスズが描かれ淡い感情を抱くスズカを垣間見られるがトレマク分が掻っ攫っていく) レース中過去の因果に囚われそうになるスズカを救うのは彼女への「想い」の力。 鬼滅のラストで鬼となった炭次…
単独行動好きで自分ひとりの時間を大切にしていたスズカが集団生活の楽しみを味わうようになる話。 夏合宿に参加することになったスズカだが、朝トレも夜トレも出来ず、ストレスを溜めて行った。 走ることが何よりも好きだったスズカは他者との共同生活よりも一人の方が好きだったのである。 人間が生きる以上、一人では生きられず、全てが他者との関わりにより成り立っているのは理解できる。 だがこれは正論パンチであり、空気を読んで場を乱さず調和を大事にするという同調圧力が激しすぎる。 集団生活において社会性を身につけろなんて言われなくても百も承知なんだけど言われても難しいのよ。 だからこそ個により集団からはじき出され…