理想と現実。強くなったからこそ目標との差に絶望し諦念を抱くウマ娘の支えとなる話。 真面目で堅実が取り柄のチヨはトレセン学園に入学し自分が取るに足らない存在だと知る。 そんなチヨに夢を与えたのが、我らが激マブ!マルゼンスキーの走りだったのだ。 それ以来チヨは対策ノートを作り、たゆまぬ努力を重ねて、日々成長していく。 しかし、だからこそ、自己の能力限界を知り、世界が違うと絶望感に駆られてしまう。 心が折れかけたチヨに寄り添うのはトレーナーの役割。チヨに始原的感情を取り戻させる。 一人だとマイナス思考に陥りがちでも、支えてくれる人がいるから自分を信じられる。 果敢に激マブに勝利を挑んだチヨは敗北する…