今週のお題「懐かしいもの」 蝶も霊的存在とされる アニミズムというと古代日本を思い浮かべるが、その信仰感覚は今なお我々の中に生きている。 先週はアメリカの日本に対する巧妙な支配について書いた。 大戦以前から西洋列強による東洋支配熱が凄かったことはご承知の通り。宣教師をスパイも兼ねて次々と送り込み、八百万の神を信じていたアニミズムの日本人を一神教のキリスト教に改宗させようとしたのである。 生まれも育ちも一神教という、神と己が対峙する西洋の厳しい宗教感覚からすると、何でもかんでも神と崇めるアニミズムはまったく理解できなかったであろう。すべてを神とし、自然を敬い、和をもって暮らしている東洋人は野蛮で…