祭司エリの後を継いだサムエルは、精力的に働きました。彼は祭司であり、預言者であり、士師であり、そして二人の息子の父親でもありました。 ラマを拠点として、周期的にべテル、ミヅパをめぐってイスラエルを裁きました。また、細々と生き延びた預言者たちを励まし、統率し、預言者学校では未来の若い預言者たちをも育てていました。そして、家族の待つラマに戻るのでした。と言っても、家族団らんの時はそう持てなかったかもしれませんね。 歳を重ねると、祭司職の仕事を二人の息子にも任せるようになりました。 しかし二人の態度は民を嘆かせ、神政政治に失望し、王政を求める理由の一つになってしまいました。 サムエルは、なんとか民を…