古書鎌田から『旬刊写真報知』3巻24号(報知新聞社出版部、大正14年8月25日)を購入。「江見水蔭のサンカ小説 - 神保町系オタオタ日記」でサンカ小説かもとした江見水蔭「丹那山の怪」が載っていたからである。しかし、残念ながらサンカ小説ではなく、時代小説であった。そもそも、『現代大衆文学全集』2巻(平凡社、昭和3年2月)に収録されていたので、それを見れば分かることであった。リテラシーが低いですね(^_^;) 同書の「口上」によれば、「諸家の記録を読んで、多大の感興を得た事実を基礎とし、或は古老の直話、土地の伝説などを参酌し、その不明の個処に自己の想像を加へ、更に自己の解釈を下した」作品で、発表順…