先月もぐもぐした映画の感想文です。 『サンセバスチャンへ、ようこそ』 小説を執筆中のジジイが映画のプレスエージェントやってる嫁と映画祭に参加したものの嫁の浮気を疑うあまりメンタルクリニックに赴いてそしたら担当してくれた女医に惚れてすったもんだして、みたいな毎度お馴染みのウディ・アレン節満載のロマコメです。ちょっと笑いのキレがあんまりかな、という意味で、個人的にはウディ・アレンのフィルモグラフィーのなかで上位に入れたくなるような作品ではありませんでしたが、とはいえ一定の水準が保たれていてるのは流石。終盤の死神との対話シーンは、これまでのウディ・アレン映画の集大成のようでもあり、自分自身に「まだま…