20世紀初頭にフィンランドで活躍した建築家、エリエル・サーリネン(1873~1950)の展覧会を見に行きました。 ポスター上部の魅力的な螺旋階段はポホヨラ保険会社の中央らせん階段。 ヘルシンキ中央駅のすぐ南東です。 ポスター下部の写真は、2人の仲間とつくった共同設計事務所兼住居・ヴィトレスクのダイニングルーム。 展示にはその邸宅の部屋の一部の再現もありますが、全体的に図面や写真、映像などの資料が中心でした。木製の家具や、ガラスや陶器の食器、鉄製の燭台やテキスタイルなど、まさに北欧モダンの世界。 デザインの源は、19世紀に医師エリアス・リョンロートが民間説話からまとめたフィンランドの民族叙事「カ…