ザ・キッチンはもともとDCコミックを原作とする映画で監督のアンドレア・バーロフ は脚本も担当しており、これが初監督作品。1970年代後半のニューヨーク、アイルランド系の移民が住む”ヘルズ・キッチン”エリアの闇の番人マフィアを描く。これが女性だ、というのが大きなポイント。原作者はオリー・マスターズという男性。 結論からいうと、とてつもなく面白かった。どういうわけかロッテントマトなどの評価は低い。しかし個人的には非常に興奮した。興奮した理由は色々あるのだが、少なくとも女性がマフィアの世界を牛耳るという展開にゾクゾクする。しかも彼女たち3人はいずれも夫がマフィアで逮捕され、途方にくれた状態から這い上…