小説 巨大(ガリバー)証券 (講談社文庫) 高杉 良 (著)価格: 400 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 大喪の日、日和証券の法人課長、日野一(はじめ)は、ハーバードビジネススクール時代の友人、ロジャースと会っていた。ロジャースは日野に、日本版SEC(米証券取引委員会)の設立を力説していたが、現実は丸野証券というガリバーが証券業界で全ての実権を握っていた。 インサイダー取引、会社乗っ取り、上場企業と投資かを手玉に取る手口を駆使して経済界に君臨し、大蔵省証券局を「霞ヶ関出張所」とまで言わしめた巨大証券。日野はガリバーに対抗するために、誠実な人柄とアイディアに優れた提案をして、株上場の幹事証券…