永原恵三『合唱の思考 柴田南雄論の試み』(春秋社)読了。宇土のブックオフに入った時、自分が読みたい本はないだろうと、ぼくは舐めていた。しかし、そこに、この本があり、郊外のブックオフに、柴田南雄に関する本がある熊本の文化度の高さに感激して購入。《追分節考》などのシアターピースで知られる作曲家のアプローチに、インドネシアのSutantoのことを思い出す。柴田南雄の音楽を通して、《千住の1010人》について色々考える機会をもらえた。 www.shunjusha.co.jp 空間的な音楽は、なかなか動画では体感しきれないけど、この曲の演奏動画も複数ネットに公開されている。よく考えると、この曲は団扇を指…