セバスティアンがうたえば、森羅万象と交信がはじまる 『カナルタ 螺旋状の夢』。東京ドキュメンタリー 映画祭2020<特集 映像の民族誌>ジャパンプレミア上映(2020/12/9)は満席完売となり、その注目度の高さをうかがわせた。監督をした太田光海(おおたあきみ)は、マンチェスター大学、グラナダ映像人類学センターの博士論文テーマとしてアマゾン熱帯雨林の先住民族の生活を撮ることを決め、1年以上現地に住み込み、エクアドルでかつて“首刈り族”と恐れられたシュアール族の日常を追った。さまざまなテーマを投げかけ、ジャンルの枠にとらわれない自由な世界観に、思わず背筋がゾクゾクする衝撃を覚えた。単独インタビュ…