これまでトヨタの子会社であった日野自動車は、2022年3月にトラックの型式認定の排ガス試験で不正が発覚し、型式認定を取り消されるなど、かつてない大事件が発生し、2022年度は純損益が1176億円の赤字(前年は847億円の赤字)となり、3年連続の純損失で、赤字額は過去最大。存亡の危機に立たされている。 ただ、国内販売は約40%減少と厳しいものの、東南アジア市場での販売が堅調で、輸出車の採算性向上は果たしている。 トヨタは全面的に支援するとしても本格的な再建の道のりはかなり遠いと考えられ、その対応策のひとつとして三菱ふそうトラック・バスとの統合が想定されたと推測できる。 三菱ふそうトラック・バスは…