高圧ケーブルの重大事故の原因を大きく分けると2つあげられます。1つが水トリー現象による絶縁低下・地絡、もう1つがシュリンクバック現象などによる遮蔽層破断・地絡です。今回はシュリンクバック現象について確認しましょう。 シュリンクバック現象とは? 影響は? 対策 実際の画像 まとめ シュリンクバック現象とは? ケーブル製造時の工程でシース部分の残留応力(収縮しようとする力)が残ってしまい、ケーブルが布設されたあとその力が解放されることでシースが収縮する現象。主に端末部の遮蔽銅テープが破断される。特に太いケーブル・直線部が長い・日射による温度変化が大きいといった箇所では収縮する可能性が高くなる傾向が…