フランスのお針子と移民 フランス、シルビー・オハヨン監督 パリ、モンテーニュ通り、ディオールのオートクチュール部門のアトリエ責任者でお針子のエステルは次のショーを最後に引退することになっていた。彼女は地下鉄でバッグを盗まれる。 犯人である移民2世の娘ジャドの滑らかな指を見たエステルは彼女には裁縫の才能があると見抜き、お針子の見習いとしてアトリエに迎え入れる。エステルはジャドを見ていると、疎遠になっている娘を思い出した。 しかしジャドは自分がどれだけのチャンスに恵まれたのか分からない。だから反発し、二人は何度も衝突を繰り返す。 ジャドに「人生を楽しんでいるの」と訊かれたエステルは「私は人生が好き…