シルヴァン・ヌーヴェルの巨神降臨を読んだ。本作は巨神計画から続いてきた巨神シリーズ三部作の最終巻だ。前回、EDCのメンバーが突然巨神テーミスとともに宇宙に放り出されたところで終わって、「いったいどうストリーが続くのだろう?次巻は第一巻と第二巻の間が9年も時間が経過したようなことは起きないだろう」と勝手に想像していたのだが、今回も前巻との間は9年の時間が経過していた。今回はいきなりテーミスが地球に帰ってきたところから始まる。地球に帰っていたのはローズ、エヴァ、ヴィンセントと異星人のエッキム。どうやら彼らは異星人の星からテーミスを強奪して、地球に帰ってきたようなのだが、地球に降り立った場所はエスト…