反戦詩人シーグフリード・サスーンのリレーションシップと死生観のコラージュ。 かなりクセのある作品だが、良い観客陣(諧謔に大いに笑い、今的にあり得ない一言には思わずOh Goshと声に出す)に当たったおかげでとても楽しめた。ラストの、ものの哀れを他人に投影するところ、私が傲慢にも同じような思いを抱いて世を倦んだのは15歳のとき。 京都の修学旅行であるおじいさんに出会い、「ぼろい家に帰っておばあさんと黙ってテレビを見て昨日と代わり映えのしないおかずを食べるんだ、ああつまらない、人生つまらない」と思い込んだ。それを帰郷してからも長く引きずっていた。あの頃は妄想が激しかったなぁ...。若いってつらいこ…