この年末年始は、いつにもまして時間があった。“第八波”が猛威を振るい、感染による死者数は過去最高、しかもそのほとんどが高齢者という報道を聞き、とてもじゃないが用もないのに外出しようという気が起きるわけもない。一方、テレビのスイッチを入れれば、ニュースではどこもかしこも“3年ぶりの行動制限のない年末年始”というおそろいのキャッチフレーズと共に、人出でごった返している観光地やら、初詣客で溢れかえった寺社仏閣を中継している。これほどの死者が出ているのであれば、医療機関のひっ迫度も大変なことになっていると想像するが、テレビのニュースも以前に比べると医療機関の様子に触れる回数が随分と少ない気がする。では…