美しい足に踏まれて (扶桑社ミステリー) 作者:ジェフ ニコルスン 扶桑社 Amazon ★★ 足フェチの「ぼく」は、路上で女性の足を撮影したり、あちこちから女ものの靴を収集したり、独自のアーカイブを所持している。彼は自分の性癖を理解してくれる恋人キャサリンとよろしくやっていた。ところが、そんなキャサリンと破局を迎え、まもなく彼女は新しい男を作る。怒りに燃えた「ぼく」は男のフラットに侵入し……。 究極のところ、いい靴の役割、絶対不可欠な役割は足を見せること、足を際だたせ、見せびらかすこと、足に額縁と舞台を与えることだ。そしてこれこそがぼくのエロティックな執着の本質である。芸術と自然、人間の肉体…