映画館に行って「観たかったものが観れた」という経験は、意外と少ないと思う。 そもそも映画とはそういうもので、予定調和にならないように制作側はいい意味で期待を裏切ろうとしてくる。 それがいい方向に転べば「観たかったものじゃなかったけど良いものが観れた」となる。だが時折、悪い意味で期待を裏切られることもある。 こと「ゲームや漫画原作の実写化」となると、悪い意味で期待を裏切られている人達の方が多いだろう。 それこそマーベルやDCコミックスの実写映画化なんてほんの一握りの成功例で、日本で言えば『ちはやふる』や『るろうに剣心』『バクマン。』『ピンポン』などの成功例はあるが、その他ほとんどは高い評価を得る…