山本雅俊『実録ジャパンプロレス』を読んだ。 全日本女子プロレスに次ぐ第2の女子プロレス団体として旗揚げした『ジャパン女子プロレス』の誕生と崩壊までの五年六ヶ月をリングアナとして関わった著者による回顧録。 旗揚げから既に末期だった。短期間で5人の社長交代。相次ぐ遅配。それでも耐えられたのは大好きなプロレスを仕事に出来たから。好きなプロレスを生業に出来る喜びにレスラーもリングアナも関係ない。その後も著者はワールドジャパンプロレスで同じ目に遭うのだから根っからのプロレス馬鹿なのだろう。行き当たりばったりで全女並みのデタラメ経営だったが、全女一強の時代であれば埋もれていた人材を発掘したジャパン女子プロ…