キンモクセイの香る秋の夜、ジュリアード四重奏団の室内楽を楽しんできました。 プログラムは ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第13番 op.130 ヴィトマン: 弦楽四重奏曲第8番(ベートーヴェン・スタディⅢ) ヴィトマン: 弦楽四重奏曲第10番「カヴァティーナ」(ベートーヴェン・スタディⅤ ベートーヴェン: 弦楽四重奏のための大フーガ op.133 ベートーヴェンの作品130にはフィナーレが二つあり、はじめに書いた《大フーガ》が長くて難しすぎると言われて、より簡潔な曲を新たに書いてフィナーレにし、大フーガは作品133という別の番号をつけて独立させたのでした。 近年は、作曲家の最初の意図を尊重して…