レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「シリアナ」(2005)です。 スティーブン・ギャガン監督の社会派エスピオナージスリラーと言って良いと思います。スタイル的には、昔コスタ・ガブラス監督作品「Z(1969)」「告白(1970)」「戒厳令(1972)」に近い味わいの映画です。 又、この作品では脚本も書いており、あの麻薬ビジネスを描いた「トラフィック(2000)」の脚本も書いているので、どういう作品か理解できると思います。 映画は、CIAエージェント、ボブ(ジョージ・クルーニ)はテヘランでスティンガーミサイル2発を過激派グループに売ります。1発は別の男達…