(GILLES PANIZZI)WRCの名物ドライバーの一人
- WRCの名物ドライバー。
- まずはその人間離れした顔。モータースポーツ界で1・2を争う怖さだ。(特に笑うと)
- ターマックラリーでは無敵の速さを誇る。これも人間離れ。
- しかし、彼の理想のドライバーはワルター・ロール。マシンを選ばず、道を選ばず誰よりも速く駆け抜けるオールラウンダーを目指している。
- ちなみに、コ・ドライバーは実弟のエルベ・パニッツィ。型破りの兄を持って非常に苦労しているように思えるが、ラリー中の彼の表情は実に楽しそう(?)である。
- エピソードにも事欠かない。
- 彼を日本でスターにしたのは、おそらく2002年カタロニアの第3レグ最終SS、ギャラリーヘアピン*1でのドーナツターンだろう。ゴール後、ドーナツターンをやったドライバーは過去にいくらでもいるが、いくら2位に1分30秒の差をつけても、あくまでSSである。こんなところでこんなアホなパフォーマンスをやるのは未だ彼しかいない。
しかし、それ以外にも
- F1モナコGP、予選中にコースアウトした井上隆智穂のマシンをマーシャルカーで破壊した。
- サファリラリーで前を走るマシンに追いついてしまい、そのマシンがなかなかどかなかったため、TC終了後、そのドライバーに殴りかかったが、返り討ちに会ってしまった。
- 決められたときにしかできないレッキのほかに闇レッキを行い、それがプレスにバレ、当時チームメイトだったフランソワ・デルクールにつかみかかられた。
- まだプジョー306MAXIでWRCのF2クラスに参戦してたころ、WRCの合間にヨーロッパ各国のしかも地方戦に自費でエントリー。もちろんマシンも自前のプジョー106だ。走るのがすきなのね。
- シーズン中に自宅で電球と取り替えようとして、梯子から落下して骨折。というのが公式発表だが、夫婦ゲンカの結果骨折したという説が有力である。
- 自分がプジョーの第3ドライバーとしてエントリーしていたラリーでテスト用にバーンズに自分のマシンを貸していたが、見事全損させられ、結局出場を断念した。
- フランス人であることを割り引いても英語が苦手。調子いいときのTVインタビューでは”Fantastic!!”をやたら連呼する。
- 人間離れしていながら、実に人間的。だからこそ、人気があるのだと思う。
- なお、日本での愛称はパニやん。名付け親は"SRORTS-i ESPN"の中新田ディレクター。*2
氏名: ジル・パニッツィ (GILLES PANIZZI)
国籍: フランス
生年月日: 1965年9月19日
出身地: Rocquebrune Cap Martin (south of France)
家族構成: 妻 Michele*3、娘 Salome*4
居住地: Monaco
経歴: 世界ラリー選手権 (WRC) 6勝
WRCデビュー: 1990年 モンテカルロラリー
WRC初勝利: 2000年 ツール・ド・コルス
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