進行性の神経性疾患で、自己免疫疾患の一種。SPS。
患者がとても少数で、非常にまれな病気である。
筋肉を弛緩させるための神経系統がうまく働かず、筋肉に力が入ったまま動かせなくなったり、けいれん、強直がおこる。腰、背中、足で主に症状が出るが、症状が進行すると全身が固まったままになる。胴体に症状が及ぶと、肺を動かせなくなるため、呼吸が止まることも。
数種類の自己抗体が原因物質とされている(抗体が検出されない症例も)。特に重要とされるのはグルタミン酸デカルボキシラーゼに対する自己抗体・抗GAD抗体、抗アンフィフィシン抗体である。
根治できる治療はなく、基本的に対症療法となる。