こんばんは、紫栞です。 今回は、伊坂幸太郎さんの『シーソーモンスター』をご紹介。 あらすじ 昭和後期。バブルに沸く日本で、北山家の嫁・宮子と姑・セツは日々衝突を繰り返し、宮子の夫でセツの息子である直人は熾烈な嫁姑問題に悩まされていた。 実は宮子は元やり手の情報員。情報員時代に培ってきたコミュニケーション能力を駆使すれば、姑と上手くやることなど簡単なはず。そう思っていたのに、何故姑相手には冷静になれないのか。そんな中、宮子は北山家の周りで不審な死が多い事を知り、独自に調査を開始する。 近未来。デジタル化か進んだ結果、紙媒体が秘密保持の方法として重宝されるようになっている日本。フリーの配達人である…