宇宙居住者の意。アースノイド(地球居住者)の対義語。一年戦争をはじめとする諸紛争は、スペースノイドとアースノイドの対立を最大の淵源としている。
宇宙世紀における地球連邦政府の宇宙移住政策は相当の強制力を持って実施されたものであり、地球に残留できたのはある意味で特権であった。
この点でスペースノイドを二級市民として見なす(もしくは、自らが棄民ではないかとの疑念を抱く)傾向はもともと存在しており、宇宙と地球の対立は連邦政府組織の肥大化と硬直化によってゆっくりと深まっていくこととなった。
ここにおいて登場したジオン・ズム・ダイクンはコントリズムを唱え、スペースノイドたちに倫理的優越感*1を与えることになる。
*1:より直截な表現を用いるのであれば「正義」