グラックス兄弟 センプロニウス氏族紀元前123年共和政ローマ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 19世紀の彫刻家、ウジェーヌ・ギョームによるグラックス兄弟の像 グラックス兄弟(グラックスきょうだい)は、古代ローマのセンプロニウス氏族グラックス家に生まれた兄弟、ティベリウス・センプロニウス・グラックスとガイウス・センプロニウス・グラックスの2人を指す。 共和政ローマ末期、戦争が続き社会的な疲弊を感じたティベリウスは、紀元前133年に護民官となりローマの改革に着手するものの、元老院の反発に遭い暗殺される。紀元前123年には弟のガイウスが護民官に就任して改革を再開するが…