お酒の神様、バッカスが現れて、「一人でキャンプ。焚き火の前で、お前が一番旨いと思う酒は何かな?」と尋ねたら、私は何の酒を選ぶのだろうか。 ■まるで鏡のストーリー。 直火の焚き火はいい。 炎の揺めきに石の表情が変化する。 直火 風が吹き、木々がゆれて、眠っていた鳥たちが飛び立つ。 何者かが降臨。 その声はSRの後ろの方から聞こえてくる。 最近、バッカスの姿は見えないが、気配は以前より強く感じるようになった。 SRの後ろから 「今宵の酒は決まったかな?」 確かにバッカスの声。 第8回今宵飲むウイスキーは、『ニッカウィスキー宮城峡』 宮城峡 竹鶴政孝は、余市とは違うウィスキーの個性を求めて、第二の蒸…