読書 3 図書館2 今でも図書館をほとんど利用していないのだが、高校卒業以降、図書館によく通った時期が何度かある。 最初は、勁草書房などから続々と出版されていた東南アジア文学を読むために図書館に通ったころだ。1970年代末から80年代のことだ。 たまたま書店で見つけた東南アジアの翻訳小説を読んだ。井村文化社発行、勁草書房発売のシリーズで、すでに何冊か出版されていた。タイ編が飛び切りおもしろいが、1冊1500円の本を次々に買う金銭的余裕はない。読みたいが、買えない。できるなら自分で買って読みたいのだが、手に入らないとか高額という場合は、しかたなく図書館に通うことになる。 タイやインドネシアなどの…