早鮓とお惣菜を二品("ふたつで五百円"の特賣)、クリームチーズ、ダルグナーのヴァイツェンとピルスナー、翌朝用の助六と春雨のサラドを買つた。お摘みは前夜の残りもあるから、これくらゐで十分である。序でに使ひ捨てのプラスチック・カップ(十五個入りで透明のやつ)も買つて、東横インに戻つて、冷藏庫に入れてあつたVEILを取り出した。経験的に葡萄酒もお酒も、冷藏庫から出して直ぐに呑むと、香りが萎んだままで、味も広がりに欠けることが多い。さういふ判断が働いたから (薄つすら、醉ひはあつても、冷静を失つてゐない) と考へて気分がよくなつた。ニューナンブには伝統的に、晝に呑み過ぎる惡癖があるのだが、その傾向は徐…