ここに球団史上でも屈指の数奇な運命を感じさせるエピソードがあります。 33年前に北九州市内の病院で偶然にも同日に生を受けた子供が二人いました。 ある程度の規模の病院でしたら出産日が同じになる事なんて別に珍しい事ではないでしょう。 しかし、この二人のうち30分前に生まれた子供の名前は安部友裕であり、30分後に生まれた子供の名前が野村祐輔となると、そうとも言えなくなるのが不思議なものです。 偶然、同じ日同じ病院で生まれてその後異なる場所で一切交わる事がなかった二人でしたが…。 長じて二人そろって同じプロ野球チームに入団してそのチームのリーグ3連覇に貢献したとなると、まるで冗談のような奇跡としか言い…