(Tabrīz) イラン北西部の東アゼルバイジャン州の州都。テヘランから約600km。サハンド山(3,710m)の北側、標高1350mに位置する。イランでも非常に古い歴史を持つ地域で住民の多くはアゼルバイジャン人である。ササン朝ペルシア時代に建設されたと考えられ、東西交易の要衝として栄えた。20世紀初頭にはイラン立憲革命の中心地になった。
「僕らはゆっくりとシャハナス・ストリートを戻って行った。アルメニア人地区に近づくと、いつもの夕方らしく物乞いが何人か集まり、石油の火を囲んでいた。持病に蝕まれ、身体の震えが止まらない幽霊のような老人たちだが、彼らの心に曇りはなく、陽気ですらあった。畑から掘り出した甜菜をいくつか焼き、火に手をかざし、歌っていた。イランの人々は世界一の詩人だ。タブリーズの物乞いは、恋や魔法の酒、柳にそよぐ五月の陽光を詠んだハーフェズやニザーミーの詩をいくらでも知っていた。」お金でも健康でもなく、歌と仲間が居れば、人は幸せに生きていけるのか。プリモレーヴィの今でなければ…を、また思い出した。ソ連軍に収容所から助け出…
ごきげんよう。顔面にヘナタトゥーを入れたまま大学のゼミの初顔合わせに参加したらもれなくドン引きされたみなとくんです。 ルート草案がほぼ固まってきたので各国の詳細なルートと旅程を立てました。第一弾ということでアジア編(ウズベキスタン〜トルコ)です。
イル=ハン国 モンゴルの侵攻を受けた13世紀後期以降、アルグンによってイルハン朝(イル=ハン国)の都とされ、新たに城壁も築かれた。 またペルシア語ではなくアルタイ諸語がタブリーズやアゼルバイジャンに広がっていく。その後、1375年から黒羊朝(カラ・コユンル朝)の都となったが、1392年にはティムールの攻撃を受けた。さらに1469年に黒羊朝を追った白羊朝(アク・コユンル朝)の都となった。さらに、白羊朝を滅ぼしたイスマーイール1世が1501年にタブリーズに入城、このサファヴィー朝も、1548年のガズヴィーンへの遷都まで都とした。1514年、チャルディラーンの戦い後、オスマン帝国の一時的な占領を経験…
タウリス (Tauris) この都市がいつ建設されたかには諸説あり、その歴史は少なくとも3世紀のサーサーン朝までさかのぼることができる。タブリーズの名は、297年にアルメニア王国の王ティリダテス3世の名に因んでタウリス (Tauris) と呼ばれたことに由来する。 その後、アラブ人のイスラム勢力が侵攻する。8世紀のアッバース朝のカリフであったハールーン・アッ=ラシードの妻の一人によって再建された。
計画を進めていくにあたってルートにも色々と変更せざるを得ない箇所が増えてきたので新しくまとめます。追記で過去記事を加筆修正するのもよかったけど、どうせなら記録を残したいし何より修正する箇所が多すぎて収拾がつかないので()
mishimasha.com 帯 5年旅して「夫婦」になった。「一生旅をつづけたい」――出発時の思いは、ユーラシア大陸を駆け抜けるなかで、いかなる変化を遂げたか?旅する理由、働く覚悟、新たな夫婦の形…。2人が最後に見つけたものは? 初出はミシマ社という原点回帰の出版社のウェブサイト「ミシマガジン」連載「遊牧夫婦」第66回~第106回を加筆再構成。ブックデザイン 寄藤文平・八田さつき(文平銀座)下は偶然見つけた告知動画。たぶん近況写真より、若いです。そりゃそうだ、ですが、年をとらない人もいるので。 www.youtube.com バンバカあっちこっち行けていいなあ、と思います。ルート的に。それを…
・・・新しい間違いができる人は、常に成長し続ける。 それが 唯一の学びの道、自分の 内なる光へと至る道だ。 こんな話を聞いたことがある。ある晩、キルマンにすむ イスラム教徒の 大詩人アウハディーが、縁側に座り 身をかがめて器を覗き込んでいた。 スーフィーの偉大な神秘家シャムス・イ・タブリーズが たまたまそこを通りかかった。 詩人の行動がタブリーズの目にとまり、彼は、「何をしているのだね ? 」と 詩人に尋ねた。 詩人は、「鉢に映る 月に瞑想しているのです」と答えた。タブリーズは大声で 狂ったように笑い出した。詩人は 気分を害した。 近くにいた連中も集まってきていた。 詩人が言った、「なんですか…
「東方見聞録」は13世紀後半の大カーン(フビライ=ハン)の元に赴いたマルコ=ポーロの兄弟がキリスト教の教皇との交流を持ちたくて教皇の元に遣わされ戻るときに、マルコ=ポーロがいっしょにたびしたときのはなし。 アララト山を望みながらタブリーズに至り、アフガニスタン北東の中国に細く伸びるワハーン回廊を通って大カーンの元に向かい、東南アジア、インドを巡って帰ってくる。地名も現在とは違っているし、道中に見聞した話も入っているので、実際どのようなルートを通ったのかは読むだけでは分からない。 そんななかで気になったところは、アデンでインドからの積荷を小舟に積み替え、7日運び、ラクダで30日運ぶとナイル川(ア…
新型コロナやらなんやらのせいで1年半以上旅行に行っていないけれど、もともと旅行大好きです。世界中の国・地域を全部訪れるのが夢です。 いままで行ったことがあるところ。 中国、台湾、香港、マカオ、アメリカ、カナダ、ベトナム、カンボジア、タイ、シンガポール、インドネシア、ネパール、イギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、イタリア、バチカン市国、ギリシャ、サンマリノ、カタール、ニュージーランド。23ヶ国/地域。 くそうコロナ禍が来るとわかっていたらもっとあちこち行ったのに(泣)辛抱するしかありません。 そんなときに村上春樹の旅行記『ラオスにいったい何があるというんですか?』にぶつかりまして。…
陸路でアジアからヨーロッパに渡る。 これは、旅人なら誰もが憧れることだと思う。この旅を計画した時、僕がまず思い浮かべたのは猿岩石でも深夜特急でもなく、ポケモンの金銀だった。バッジを8つ手に入れた主人公は、ポケモンリーグに挑戦するためセキエイ高原へと向かう。波乗りをして、ジョウトから前作舞台のカントーに到着した際に流れる壮大な「26番どうろ」のBGM。 そう、イスタンブールはまさに26番道路だ。世界と世界の境界線だ。 人間の原動力は、心だ。精神だ。西アジアとコーカサスを旅し、アジア側のトルコを旅し、ようやくヨーロッパ側に到達する。 その感動の瞬間は絶対起きていよう。その瞬間に渡るであろう橋を、海…
飲食代出すから都内・神奈川の面白そうなお店・旨そうなお店に誰か一緒に行って欲しいと思う今日この頃。ありがたいことに土日に遊んでくださる友人はいるのですが、飯のためにフットワーク軽くあちこち行くような知り合いはいないのですよ。超具体的に言うなら足立区とか荒川区とか世田谷とか、普段行かないエリアに行きたい。 [Day35]実は本日の夜行バスでセルチュクを離れますが、遺跡の見学を終えてもまだお昼。だいぶ時間もありますので、セルチュク近くの村・シリンジェに行ってみることにしました。 シリンジェはちょっとした観光地。 セルチュクのバスターミナルからドルムシュ(乗り合いタクシーやミニバス的なやつ)が頻発し…
小坂田純奈かわいすぎる。 ↓↓↓↓↓↓剣道部の同期がペルシャ語をやっているのですが、その後輩が以前トルコを旅行したことがあるみたいで、Twitterで情報を頂いていました。 夜行バスまでまだ半日あるので、彼女らから教えて頂いたローズバレーを軽くトレッキングするぜ!というのが本日の記事となります。 とは言え歩き方には具体的なトレッキングのコースなど書いてなく。ぜルヴェの方面に再び歩いて行きますが、果たしてどこからトレイルに入れるか分かりません。 そこで、看板と脇道の感じと人が歩いた痕跡を観察し、適当な所から渓谷に突入することにしました。 まぁ、歩き方に載ってるような場所だし危険なこともないでしょ…
全ての細胞が覚悟を決めた。 [Day30-2]アジアスタートでユーラシアを横断するような旅だと、やはりジョージアからこのトラブゾンに入るルートが定番だと思います。他にもタブリーズ→トルコ東部というコースもありますが、ペルシャ語やってる後輩に「冬場の国境は死人が出るレベルで寒い」と教えてもらったので、僕はジョージアから入ることに決めました。 もしイランから入る場合は、旅のスタートをアゼルバイジャンにして、ジョージア→アルメニア→イラン→トルコというルートにしたと思います。この辺、国境を接していても関係が劣悪な国同士が多いのでルーティング難しいんですよねー またトルコ東部は素朴で魅力的な場所も多い…
はい、どうもです。ここでは、定期テストや受験で良く出題される正誤問題などで間違えやすい用語などをまとめております。今回は、受験に出るかもしれない世界史の「北宋~元」編です。それでは見ていきましょう。 ・官吏任用制度のまとめ (1)前漢:郷挙里選(2)魏:九品中正(3)隋:科挙(4)唐と宋:引き続き科挙が採用・整備される①唐:郷試(地方の予備試験)・貢挙(中央の礼部の試験)・吏部の採用試験②宋:州試(地方)・省試(中央の礼部)・殿試(皇帝自らが試験監督となる)・王安石の新法①青苗法②均輸法③市易法④募役法⑤保甲法⑥保馬法⑦方田均税法・金への対策①秦檜らの和平派②岳飛らの主戦派 ・モンゴル帝国と地…
ここからの人生の勝ち筋を、見つける。 [Day16]場面はシーラーズに遡る。 同じドミに泊まった中国人のお姉さんと話しているうちに、彼女もアルメニアに抜けることが判明。イラン旅のルートこそ違えど大体のスケジュールが同じだったので、頑張れば一緒に国境を越えられることになる。お姉さんは歳は七つ離れているが童顔。 ぶっちゃけタイプっす。 まぁ、頑張るっしょ。スクールカースト最下位につき女子と話すことを封じられた筆者。このチャンスを逃す訳にはいきません。宿のロビーで朝メシを食べてから、今夜のチケットを買いにバスターミナルに向かいます。 お姉さんからは「今夜のバスでテヘラン出るから一緒に国境越えましょう…