タブレットキャッチャーとは、鉄道のうち、通票閉塞式(タブレット閉塞式)を採用している区間において通票の受け取りをするために、車両に備えられている器具で、駅・停車場を停車せず通過する際に使用される。
列車が駅を通過する際に通票授器(つうひょうさずけき)から通票(タブレット)を引っ掛けて受け取る。
タブレットキャッチャーを装備していない鉄道車両の場合は運転士や運転助士、機関助士といった乗員が腕を出し引っ掛けて受け取る。通票を持っていなければ該当する閉塞区間の進入は禁止されているため、取り損ねた場合は列車を非常停止させ、取りにいかなければならない。
なお、通票閉塞区間をまたいで通過する際は下記のような手順となる
減速する→通票受器に通票を入れる→通票授器から次の区間の通票を受け取る→確認後加速する